サイード佐藤 — 70
3:154 それからかれはその暗雲の後、あなた方へ安らぎを、つまりまどろみを下された。それは、あなた方の一派(信仰者たち)を包んでくれた。一方、自分たちの身がとても心配であ(り、眠れなか)った(別の)一派(である偽信者*たち)は、アッラー*に対し、不当にもジャーヒリーヤ*の憶測のような憶測[1]をしている。彼らは言うのだ。「私たちにはその事で、どうすることも出来なかったのではないか?[2]」(使徒*よ、彼らにこう)言ってやるがいい。「事は、全てアッラー*に属する」。彼らはあなたに明かしていないことを、胸中に潜めている。彼らは、(こう)言うのだ。「もし私たちに、その事に関して何か出来たなら、こんな所で殺されはしなかったのに」。言ってやるがいい。「たとえあなた方が(出征せずに)家の中に留まったとしても、殺されることを定められている者は、死に場所へと(自ら)出て来るものなのである」。そして(それは)、アッラー*があなた方の胸中にあるものを試され、またあなた方の心中にあるものを浄化[3]されるためであった。アッラー*は、胸中にあるものをご存知になるお方である。
3:155 (教友*たちよ、)両軍が会した(ウフドの戦い*の)日、本当にあなた方の内で逃亡した者たちは、彼らが稼いだもの(罪)の一部によって、シャイターン*が滑り落とさせたに外ならない[1]。アッラー*は、もう彼らを大目に見られた。本当にアッラー*は、赦し深い*お方、寛大な*お方なのだから。
3:156 信仰する者たちよ。不信仰に陥り、自分たちの同胞に対し、彼らが地上を旅したり、または出征中だったりし(て落命し)た時、(こう)言った者たちのようになってはならない。「もし彼らが私たちのもとに(留まって)いたなら、死んだり、殺されたりすることもなかったのに」。 (それは)アッラー*がそのこと[1]で、彼らの心に(更なる)悲痛をお与えになるためなのだ。アッラー*は、生を与え、死を与えられる。そしてアッラー*は、あなた方の行いを(全て)ご覧になるお方。
3:157 (信仰者たちよ、)もしも、あなた方がアッラー*の道において殺されたり、死んだりしたとしても、アッラー*からのお赦しとご慈悲こそは、彼らが(現世で)集めるものよりも優るのだ。