サイード佐藤 — 265
15:52 彼らが、彼(イブラーヒーム*)のところに入って来て、「(あなたに)平安を[1]」と言った時のこと(を思い出せ)。彼は言った。「本当に私たちは、あなた方のことが怖いのです」。[2]
15:53 彼ら(天使*たち)は、言った。「怖がるのではない。実に私たちはあなたに、有識な男の子[1](の出産について)の吉報を告げるのだから」。
15:54 彼(イブラーヒーム*)は、言った。「一体あなた方は、高齢に達した私に、(出産の)吉報をお告げになりましたか?一体あなた方は、何という(突拍子もない)吉報をお告げになるのでしょう?
15:55 彼ら(天使*たち)は、言った。「私たちはあなたに、真理の吉報を告げたのである。だから、絶望する者の類いとなってはならない」。
15:56 彼(イブラーヒーム*)は、言った。「(私は絶望などしませんし、)自分の主*のご慈悲に絶望するのは、(真理の道から)迷った者たちだけです」。
15:57 彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
15:58 彼ら(天使*たち)は、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと(、彼らを滅ぼすべく)遣わされたのです。
15:59 但しルート*の一族だけは別で、本当に私たちは、彼ら全員を必ずや救います。
15:60 しかし彼の妻は、その限りではありませんが。私たちは(アッラー*のご命令により)、まさしく彼女が残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人となるよう、決めたのです」。
15:61 それでルート*の一族のもとに、御使いたちがやって来た時、[1]
15:62 彼(ルート*)は、言った。「本当にあなた方は、見慣れない方々ですね」。
15:63 彼ら(天使*たち)は、言った。「いや(、怖がるのではない)、私たちは、彼らが疑わしく思っていたもの(彼らへの懲罰)を携えて、あなたを訪れたのである。
15:64 そして私たちは、真理と共にあなたのもとにやって来たのであり、本当に私たちは、まさしく正直者である。
15:65 ならば夜が更けてから、あなたの家族と共に(町[1]を)出発せよ。また、あなたは彼らの後方につき、あなた方の誰一人として(、後ろを)振り向いてはならない。そして、あなた方が命じられている(安全な)所へと進むのだ」。
15:66 われら*は彼(ルート*)に、これらの者たちが朝を迎えた時には、一人残さず根こそぎにされるという、その裁決を知らせたのである。
15:67 そして町の人々が、(ルート*の客人のことを聞きつけて)心躍らせつつ、やって来た[1]。
15:68 彼(ルート*)は、言った。「本当にこの方々は、私の客人なのだ。ならば、私の面目を失わせないでくれ。
15:69 そしてアッラー*を畏れ*、私を辱めるのではない」。
15:70 彼ら(町の人々)は、言った。「一体、私たちは(あなたに警告し)、あなたに人々(を外から客人として迎え入れること)を禁じなかったのか?[1]」