サイード佐藤 — 217
10:71 (使徒*よ、)彼ら(不信仰者*たち)に、ヌーフ*の話を読唱して聞かせよ。彼(ヌーフ)がその民に、(こう)言った時のこと。「我が民よ、もし(あなた方のもとでの)私の滞留と、アッラーの御徴[1]による(あなた方に対しての)私の訓戒が、あなた方にとって苦痛となったとしても、私はアッラーにこそ全てを委ねた*のだ。ならば、あなた方は自分たちの事を、あなた方(がアッラー)の同位者(としているもの)たちと共に決定し、その後はあなた方の(決定した)事を包み隠すことなく(公にし)、それから私に対してやり遂げてみよ[2]。私を猶予してくれなくてもよい。
10:72 それで、もしあなた方が(私の呼びかけから)背き去ったとしても、私はあなた方に見返り[1]を要求していたわけではない。私の見返りは、全創造物の主*から以外の何ものでもないのであり、私は服従する者(ムスリム*)となるように命じられたのだから」。
10:73 そして彼らは、彼(ヌーフ*)を嘘つき呼ばわりした。それで、われら*は彼と、彼と共にあった者を船で救って、彼らを継承者[1]とし、われら*の御徴[2]を嘘とした者たちを、溺れ(死に)させた[3]。ならば、警告を受けた者たちの結末がいかなるものだったかを、見てみるがよい。
10:74 それから彼(ヌーフ*)の後、われら*は(その他の)使徒*たちを、彼らの民に遣わした。それで彼ら(使徒*たち)は、明証[1]と共に彼ら(その民)のもとに到来したものの、彼ら以前にそれを嘘呼ばわりしていたことゆえ、(使徒*たちのもたらしたものを)信じるべくもなかった[2]。同様にわれら*は、(アッラー*の法と使徒たちの教えに対する)侵犯者たちの心を、閉じてしまうのである[3]。
10:75 それから彼らの後、われら*はムーサー*とハールーン*をわれら*の御徴[1]と共に、フィルアウン*とその(民の)有力者たちに遣わした。そして彼らは、(真実を受け入れることに)高慢であり、罪悪者である民であった。
10:76 そして、彼らのもとにわれら*の御許からの真実が訪れると、彼らは言った。「本当にこれはまさしく、紛れもない魔術だ」。
10:77 ムーサーは言った。「一体あなた方は真実があなた方のもとを訪れた時、それに対して(そのようなことを)言うのか?これが魔術だというのか?魔術師たちは、成功しないというのに」。
10:78 彼らは、(ムーサー*に)言った。「一体あなたは、私たちが見出した自分たちのご先祖様のやり方[1]から、私たちを背かせるために来たのか?そして地上での権威が、あなた方両人(ムーサー*とハールーン*)のものとなるために?私たちはあなた方のことなど、信じる者ではないというのに」。