サイード佐藤 — 173
7:171 また、われら*が山を彼ら(イスラーイールの子ら*)の上方に、まるで覆いかぶさる雲のように掲げ、彼らがそれが自分たちの上に落下してくるものと確信した時のこと(を思い起こさせよ)[1]。(その時、われら*は言った。)「われら*があなた方に授けたものを、真摯に受け取る[2]がよい。そして(われら*を)畏れる*べく、その内容を心に刻み込むのだ」。
7:172 そして(使徒*よ、)あなたの主*が、アーダム*の子らの後背部から彼らの子孫を取り出し、彼ら自身に対して(こう)証言させた時のこと(を思い起こさせよ。われらは言った)。「一体われは、あなた方の主*ではないのか?」彼らは言った。「その通りです。私たちは証言しました」。(それは、)あなた方が復活の日*に「本当に私たちは、これに対して無頓着な者だったのです」などと言わないようにするためである。[1]
7:173 あるいは、あなた方が「私たちのご先祖様こそが以前に(確約を破って)シルク*を犯したのであり、私たちは彼ら(に従っていただけ)の後の子孫なのです。なのに、あなたは(シルク*によって自らの行いを)無駄にする者たちがしたことゆえに、私たちを滅ぼされるのですか?」などと言わないようにするためである。
7:174 そのようにわれら*は、御徴を詳らかにするのだ。(それは、不信仰者*たちがそれを熟慮し、)彼らが(われら*に悔悟して、)立ち返るようにするためである。
7:175 (使徒*よ、)われら*がわれら*の御徴を授けたものの、それを放棄し、シャイターン*に従わせられ、それで(不信仰へと)逸脱した者の類いとなった者の消息[1]を、彼ら(あなたの民)に語って聞かせるがいい。
7:176 そして、もしわれら*が望んだのであれば、われら*はそれ(御徴)で彼(の位)を上げてやっただろう。だが彼は(現世という)地にしがみつき、自分の欲望に従ったのだ。それで彼の様子は、犬の様子のようである。あなたがそれを追い立てても舌を出して喘いでいるし、放ったらかしにしても舌を出して喘いでいる[1]。それは、われら*の御徴を嘘呼ばわりした民の様子のこと。ならば彼らが熟考するように、その物語を語って聞かせるのだ。
7:177 われら*の御徴を嘘呼ばわりした民の様子の、何と忌まわしいことか。彼らは自分自身に、不正*を働いていたのである。
7:178 誰であろうとアッラー*がお導きになった者、それが導かれた者なのだ。そして誰であろうと、かれが迷わせ給うた者、それらの者たちこそは損失者なのである。