サイード佐藤 — 168
7:144 かれは仰せられた。「ムーサー*よ、本当にわれは、わが言伝とわが言葉[1]で、あなたを人々の上に選りすぐった。ならば、われがあなたに授けたもの[2]を手にし(て、それを遵守し)、感謝する者の一人となるのだ」。
7:145 われら*は彼(ムーサー*)のため、(宗教において必要な)全ての物事を、つまり訓戒と、全てのものの詳細[1]を、碑板の中に記した。ならばそれを真摯に受け取り[2]、あなたの民に命じて、その最善のものを行わせよ[3]。じきにわれは、あなた方に放逸な者たちの住まいを見せてやるから[4]。
7:146 われら*は、不当にも地上で(われら*への服従に対し、そして人々に対し)奢り高ぶる者たちを、わが御徴[1](の理解)から遠のけてしまおう。そして彼らは、いかなる御徴を目にしても、それを信じることがない。また正しさの道を目にしても、それを道として選ぶこともない。そして誤りの道を目にすれば、それを道として選んでしまう。それというのも、彼らがわれら*の御徴を嘘とし、それに無頓着な者たちだったからなのである。
7:147 われら*の御徴と来世における拝謁を嘘呼ばわりする者は、その行いが台無しになってしまったのである。一体彼らが(来世で)報いを受けるのは、自分たちが(現世で)行っていたこと(によるもの)以外の、何ものでもないのではないか?
7:148 ムーサー*の民は彼の(アッラー*との約束のための出発)後、彼らの宝飾品から、実体があり、鳴き声を有する仔牛を作り出した[1]。一体彼らは、それが彼らに語りかけもしなければ、彼らを(よき)道に導きもしないことを知らなかったのか?彼らはそれを、(崇拝*の対象として)選んだのであり、彼らは不正*者だったのである。
7:149 そして(仔牛の崇拝を)後悔し[1]、自分たちが確かに迷い去っていたのを知ると、彼らは言った[2]。「もしも我らが主*が私たちにご慈悲をかけて下さらず、私たちをお赦しにならなければ、私たちは本当に損失者の類いとなってしまいます」。